保育園での絵画講座1605
今週の月曜日は保育園での本年度最初の仕事でした。
3歳児は「まる・さんかく・しかく」(30分)。クレヨンで色々な形を描いて楽しみました。
(うっかり記録写真を残すのを忘れていました)
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4歳児は「声を出す友達の顔を描いてみよう」(30分)。
発達段階的には観察して描くことは早いのですが、今回は口の形に着目して口から描き始めることで、最終的には大きく画面に顔が描けるという進め方をしました。
「あ・い・う・え・お」を実際に声に出してみて、それぞれの口の形を確認します。ペアになって声を出している時の口を観察して描きます。描き方の説明はしないので、歯の表現の仕方が様々でなかなか面白いです。口を描いたあと、鼻、目、頭を描き(口以外についてはじっくり観察する時間を特別に設けません)、その他気がついたところを加筆していきます。声が出ている元気な感じを出すために背景にも色をつけて完成です。
終わったら、それぞれの作品から感じた「声」を皆で発声してみます。作者による答えあわせもありますが、大概一致しています。伝わる作品になったようです。
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5歳児は「動いている人を表現しよう」(1時間)。
あらかじめ切っておいた折り紙を使って、動いている人を表現しました。
まずはこちらでそれぞれのパーツを並べて人間ができることを実演してみせます。
動きを表現できることも見せておきます。
次に練習として、講師がとったポーズを見て折り紙で再現してみます。3パターン練習をしました。その後は4つ切り画用紙の上で自由に制作です。
動きのある人間を2人登場させることが条件。
2人にすることで物語性が出てきます。
人間の形を糊付けしたら、クレヨンで自由に加筆して仕上げます。
この活動をしたからすぐ全身が描けるようになるわけではありませんし、そこは目指してはいません。でも、「動く人が入ると絵が楽しくなる」「複数の人が入ることでいろんなドラマが生まれる」ことがこの瞬間に感じられたらそれで良いのかなと考えます。
3歳児2クラス、4歳児2クラス、5歳児2クラス。
1日に計6クラスを回る、講師的にはハードな講座ではありますが、いろいろ気付かされることもある楽しい仕事です。
次は1ヵ月後。
さて、何をしようかな。