素のかたち。
今日はゆっくり静物画を描いています。
ちょっと忙しくて、手をつけないでいたら、瓶に挿していた植物のかたちが変わっていました。
やまごぼうは、好きな草。
大作が終わって、よし小品を描くぞーと意気込んで描き始めたときには、瓶になじまずいびつだったかたち。
そして1週間後、葉は素直に真っ直ぐ上を向き、無理のない、素のかたちになっていました。
植物は描くうちにどんどん動くので、大変といえば大変ですが、それが生きている証しでもあるので、どちらかというと、動いてくれると何だかありがたい気持ちにもなります。
人物モデルもそうですが、動いて形がどんどん変わるから、そこから何を汲み取って描くかが面白いところでもあり。
ですので、今日はまず構図の修正から。
初回も苦労して画面に納めたのですが、結局すべてのかたちを動かすことになりました。
でも、それがモチーフと対峙して制作する醍醐味だよなぁと思いながら、のんびりと。
ようやく位置が落ち着いたところで、午前中は終了。
午後からは光線が変わるので、葉の形をもう少し描いてから別の小品に移ります。