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シクラメン

2020年のクリスマス前、義母からいただいたシクラメン。
寒い寒い西粟倉のアトリエの中でしっかり咲いています。

シクラメンの、寄り添うように咲く姿は大好きで、花をながめているとなんだか温かい気持ちになります。シクラメンを題材にした名作も頭にいくつか浮かびます。

多くの方に親しみのある作家ではいわさきちひろさんでしょうか。
赤いシクラメンが登場する作品を多く制作されています。
絵本「戦火の中のこどもたち」でもシクラメンが登場、記憶に鮮烈に残る作品を制作されています。

ベルナール・カトランの版画にも繰り返しシクラメンは登場します。色と形が本当に綺麗で、構図も洗練されています。

福本章先生のシクラメンは私は2作品しか存じ上げませんが、大胆なストライプの布との構成が斬新で、穏やかな色調ながら見せる色を絞り込む等かなり攻めた制作をされています。

クリスマスの季節にいただいたシクラメンですが、調べてみると春の季語として用いられており、しかも晩春(4月)なのだそう。

とはいえ、やはり寒い寒い2月、別名篝火草とも呼ばれるシクラメンは、暗がりの灯りのように心に響いてくるし、2月にこそ眺めたい花だなぁとも思うわけです。

いろんな仕事が動き始めてバタバタはしていますが、2月の挿絵はシクラメンということで、しっかり構想を練っていこうと思います。

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