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大仕事後の趣味の手芸

ストレスの発散、自分へのご褒美。
私の場合、大仕事の後、趣味の手芸で1日を過ごすこと。


ただぼんやり過ごすのは貧乏性ゆえ難しいのですが、「この仕事が終わったらあれを作る!作り方はこうで、必要な材料はあれで…(←全然集中できていない)」と考えることが仕事中のストレス発散法。

昨日無事作品搬入が終了したので、今日はずっと作りたかったスケッチセットを入れるバッグを完成させました。



こちら、F6サイズのスケッチブックが入ります。その他画材も全部入るはず。
気に入っているポイントは取り出し口をラフに巻いて大きさを変えたりできるところ。

市販の専用バッグもあるのですが、買いたくなるものがみつからないまま30年以上経過。
高校時代に自作した大きなカルトン用バッグをいつもスケッチ時に使用していたのですが、大は小を兼ねるにもほどがあるサイズで困ってました。


いきなりすべてのパーツを今日作ったわけではありません。
気分転換に毎日少しずつ各パーツを作っていました。
自分の人生は無軌道ですが、こういう所では案外計画的です(でも正確な図面を作るのは苦手)。

まずは、底かご部分を編みました。
そもそもなぜスケッチバックを作ることになったのかというと、最近麻紐バッグを制作した友人に感化されて私も挑戦したくなったんですね。長方形編みがよく分からず、何度も解いては編みなおしを繰り返しましたが、まずまずのものが完成。洗濯機で洗って縮ませておきました。


その後、本体に使えそうな布を家で発見。黄ばんだりシミがついてます。
元々は給食当番さんの服のような真っ白な布。汚れを目立たなくするために麦茶で染めてみました。


ネットでいろいろ検索し、一番簡単な染め方を選択。計2回染めました。
綿紐で編んだコースターも一緒に。特に手を掛けず、放置するだけで染まるので楽ちん。


元々の白布の色は下に引いてある紙のような真っ白だったのですが、麦茶染めで優しい生成り色に。コースターの方が良く染まっていますね。これで麻紐かごとの相性も良くなりました。
ここまで準備してから今日の縫製作業となったわけです。




内ポケットは使い古しのコットンバッグを縫い付けました。家にあるものを無駄なく~♪。

トートバッグの底にカゴをはめ、ミシンで縫い付けました。
編んだ袋物は荷重でびよーんと伸びるのですが、今回編んだ部分は布バッグの底の補強としてつかっているだけなので、そんなに困ることはないのではないかと思います。
完成した時の気分は最高!友人とのグループラインでお披露目です。褒めてもらって大満足。



*****




話が6月上旬に戻るのですが、実は岡山光風会展がひと段落した後も、一人手芸大会でした
その時に作ったのはこちら。

籠はいただきもの。80代の方からいただいたのですが、その方のお爺さんが作られたというガマ細工の籠なのです。さすが岡山の伝統工芸品!未だに艶々できれいです。



使わないときは、壁に飾っています(個人名が墨で記入されているので画像処理しています)。
特に底の部分の細工が素晴らしいのですが、使わないまま飾っておくのも惜しい話。
ガマ細工は雨に強く、素晴らしく軽量であることも特徴。どんどん持ち歩きたい。
そこで本体にできるだけ手を入れず補修し、持ち歩けるような付属品を作ってみることにしました。



しっかり日常的に使われていたのか、そこの方のひごは随分折れていました。そこで牛乳パックを組み合わせ、傷んだ部分を保護する下かごを作成。荷物を入れても傷んだ部分には触れないようにしました。


また、網目にビニールロープを通してリュックとして使っていたため、あちこち大きく穴が開いて見えたり、ひごが痛んでいた部分がありました。カラフルな刺繍糸で割れたひごをひとまとめにしたり、穴が開いたように見える隙間を刺繍糸を使ってひごを寄せたりして整えました。中途半端に目立たない糸を使うより、このぐらいポップな方がかわいい。



日常的に使えるようにするには持ち手が必要ですが、できるだけ本体に負荷を掛けない持ち手~それも簡単に取り外せて洗濯もできるもの…と考えると写真のような本体カバーと持ち手が合体した構造がいいんじゃないのかなと、家にある不要な布で作成。シミがあるのもご愛敬。

実際に使うと、本体としっかりと固定されているわけではないので、雑に扱うと籠がずれたりしますが、必要に応じてクリップで留めたり、おしとやかに動くようにすればいいだけの話かなと思ってます。

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ああ、楽しい一日でした。
明日からまた頑張れます。
今度は筆や鉛筆を痛ませずに持ち歩ける巻型の筆入れを作ってみようかな~。

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