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2月の最終日

2月に入ってからも何かと慌ただしく過ごすうち、あっという間に時間が流れ月末となりました。
今月から130号を描きはじめました。
構想自体は昨年から練っていたのですが、なかなかまとまりませんでした。







今年のお正月が明けたぐらいに、描きたいイメージが固まってきました。
昨年の日展では、とりあえず鏡を使って自画像を描いてみようということで制作をしたのですが、鏡を使用しての自画像となるとアトリエのサイズ、光源の問題からかなりできることが限られてきます。130号用の構想がなかなかまとまらなかったのも、そこに問題があったのかもしれません。

そこで20年近く前にやっていた、ビデオカメラを使用した構成を再びやってみることにしました。新型コロナが収束するまではモデルをお願いしない形で制作をしようと決めていたので、雪の日にビデオカメラを回し自分が動いてみて人体の動きを確認、構成をしていきました(以下の画像は画像を不明瞭にするために処理しています)。

展覧会出品前なので、構図がわかる画像はアップしませんが、動画から動きを取り出し、PC画面上で構成をしていきます。ここでかなりの数の構図を作って、最終的に1つに絞り込んでいきます。その後ようやくキャンバスへの制作に入るのですが、今回は構想そのものが3回変更になってしまったので、ずいぶん時間がかかりました。

ここまで進んだらあとはしっかり描いていくだけ。
3月下旬には完成となる予定です。




*********


そして、もう1点。
やはりギリギリのスケジュールとなりましたが、3月号の挿絵を進めています。



画面が乾かず昨日は一日外で乾燥させていました。
雨も降らず風も強い日だったので日が暮れる頃にはカラッと乾いて一安心です。
今回は春の瀬戸内がテーマ。
2月頭、仕事帰りに王子ヶ岳へ出かけました。絵の題材にしようと思ったわけでなく、何となく海でも見に行こうかという感じで。

この日も大変風が強かったのですが、明るく朗らかな景色がとても印象に残りました。


一番印象的だったのは、海にスポットライトのようにこぼれる光。
難しそうだけど、これをテーマにしました。
画面も乾いたので、今日は透明色を重ねていって印象を近づけていけたらと思います。

春が近づいているからか、急に突風が吹いたり、気温が上昇してみたりと気候不安定なこの頃ですが、制作や日々の暮らしは揺らぐことなくしっかりとしたものでありたいものです。

皆さんにとって今日もよい一日でありますように。

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