Home > 徒然 > 「好き」と「得意」

「好き」と「得意」

唐突なのですが、今日は「好き」と「得意」について。
今、制作シーズンで一日中描いては休憩の繰り返しなのですが、ふとこのワードが頭に浮かびました。

「好き」と「得意」は大きく異なる言葉。
「好き」が「得意」へと移行することもあるし、
「得意」が「好き」へ移行することもある。

「好き」が「好き」を保ちつつ「得意」になり、
「得意」が「得意」を保ちつつ「好き」になることもあるでしょう。

ここでは敢えて「嫌い」や「苦手」、「失意」「不得手」への移行は端折りますが。

自分は美術が「好き」。
教員もしているけれど「得意」だったのは中学生までだった気がします。
「得意」は相対的な視点が入ってきますから。
それでも「好き」だから長く続けられたんだろうなと思います。
「好き」の気持ちは訓練で何とかなるものでも、他者からの評価で揺らぐこともない。
「好き」は絶対だから。

自分の世界に「好き」は沢山あるのですが、いろんな「好き」の中で、一番キリがなくて、次から次へと試してみたいことが溢れてくるから、絵を描くことが一番好き。

困ったことに、絶対的な「好き」に時折競争原理が入ってきたりします。
若い時は「得意」と「好き」がごちゃ混ぜになりがち。若くなくても、結果が明快な競争が好きな人はそこそこいます。あと自分の「絶対」が信じられなくなった時も要注意。

あれれ、巻き込まれそうだなぁと思ったときは、青空のその先の宇宙の果てで、新しい宇宙が生まれる時の音でも想像してやりすごしましょう。


‥‥なあんて話を、タイムマシンで遡って10代の自分にしてみたら、未来の自分はどうなるのかなぁ~と考えた夕方でした。

ブログ内検索

メールフォーム

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31