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光風会展と重要文化財の秘密展

ゴールデンウィークが目前となってきました。
特に外出の予定がなくても、何だかウキウキする季節です。
私は県外移動や授業スタート等、とてもバタバタとしていたので、制作に集中できるGWが待ち遠しいです。

さて、先週は18日(火)から上京、22日(土)にようやく西粟倉に戻ってきました。

18日は午前中に西粟倉を出発、岡山空港から東京へ。
国立近代美術館の「重要文化財の秘密」展を観てきました。

大好きな美術館。
上京したら必ず寄っていました。コロナ禍で本当に長い間訪れることができませんでした。
素敵な作品がズラリと並んでいて、何も知らない若い頃は「ここに1点でも収蔵していただける作家になりたい」と夢見たものです。
展覧会会場の作品群は非常に面白く、なぜその作品が「重要」とされたのか、その価値づけを行った時代背景にまで丁寧に紐解かれていて、改めて美術の世界に進んで良かったと感じました。写真撮影OKの作品の多さにも驚きました。写真に撮り持ち帰る楽しみ、それをWEBで公開する喜び。

また、こうして画像が世の中に多く流れることが、現代における価値の一つなんでしょうね。
作り手としては、あまりに消費速度が速くて、それが大きくならないことを望むのですが。


休憩室から眺めた景色。
緑の向こうにビル街。これもここならでは。
あっという間に閉館時間が来てしまい、もう一箇所訪れたいギャラリーがあったのですが今日は断念。上野広小路のホテル泊。


そして19日。

いつも素泊まりしかしていないのですが、今回宿泊したホテルは朝食バイキングがついていました。嬉しい…。焼きたてのパンが食べ放題。カレー付き。とはいえ中高年ですのでこの量が限界でした。
どうやって国立新美術館まで移動しようかなと思いながら朝食会場を出ると、偶然同じく宿泊されていた工芸の先生に声を掛けていただきご一緒させていただくことに。ありがたい✨

某路線検索アプリでは紹介されない、目から鱗の移動方法を伝授していただきました。
今まで上野から乃木坂まで30分以上掛かるものと思ってましたが、これで15分程度列車に揺られるだけ、乗り換えなしで移動できます。


そして光風会展へ。

私の作品は2室。光栄なことに受賞作品に挟んでいただいていました。
受賞作家さんとも久々にお話ができ、今回仕上げるにあたって工夫されたこと、平素から心掛けている絵作りについてなどとても勉強になりました。

11時から始まった講演がまた面白かったです。そういえば、講演も久々の開催。
3人の芸術家の生涯を通して、それぞれが何と闘ってきたのかを考えさせられる内容でした。イエスとノーでは割り切れないのが人生で、その中で何を選択していくのか。
もしも18歳の頃の私と今の私では、きっとその答えは大きく異なるだろうなと思いました。


国立新美術館を16時過ぎに出て、次に向かったのが上野松坂屋の選抜展。
次世代の光風会作家が集う小品展です。出品者として参加をしていた時は、作品が動かないことがプレッシャーで楽しさよりも焦燥感で一杯でしたが、こうして純粋に鑑賞者として会場に入ると、心から楽しめました。良い作品が揃った素敵な会場です。是非多くの方に楽しんでいただけたらと思います。

そうこうしているうちに、時間切れ。
慌てて羽田空港へ。


久々に第1ビルへ行くとこんな場所ができていてビックリ。
第1と第2ではまったく雰囲気が異なるんですね。



今回の旅のお供はホックニーとゲイフォードの「絵画の歴史」。
家だと仕事が気になり、まとまった読書時間がとれないため、旅先で本を読むのが今の楽しみ。世界のあらゆる作品(主に平面作品)を取り上げながら対談形式で進んでいくのですが、それが本当に深くて、「そうそう、私もそう思う!」と大いに同意する話のオンパレード。重たいけれど持参して良かった。

*****

東京から戻った翌日から3日連続で短大で仕事。
土曜日は久々の公開講座。多くの方にご参加いただき、楽しく時間が過ぎました。
実家に寄ってから西粟倉へ移動。到着したのは暗くなってから。
そして今日はオフ日。お昼は外で食べ、温泉にも行き、夕方からブログをアップ。
休日ってどうしてこんなに早く時間が過ぎるんでしょうね…。
明日からまた一週間が始まります。
GWを目の前のニンジンにして頑張ります。





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