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iPad Airとスケッチへ

10月12日、午前中の定期検診終了後岡山市内で時間ができたので、11月の挿絵のためのスケッチに旭川沿いに行きました。この春買ったタブレットも携えて。

購入したタブレットはiPad Air。昨年後期の授業時に長時間の列車通勤を経験してみて、「タブレットが1台あれば仕事もできる、絵も描ける、本も読める。学生さんたちがタブレットを使う時代になったのだし、荷物を軽くするためにも使いこなせるようになりたい」と、いろんな人に相談をしながらようやく手にしたものです。

でも取り扱い説明書を読んだり、ネットで調べたりすることが面倒で。
ついでに忙しさにもかまけて、なかなか使用できないままでした。

だめだ、だめだ。安い買い物ではなかったのだから、このままではもったいない!
とりあえず大きな締め切りが終わったこのタイミングから始めればストレスもさほど感じずにスタートできるのではないかと、この時期になってようやく重い腰を上げたわけです。

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まずはお昼ごはんを食べた市内の大型ショッピングモールで、窓から見える景色を恐る恐るスケッチ。

水彩風の着色もバリエーションがいろいろあって、こんな感じに色が付くのかと想定外のことも起きましたが、何となく使えている気がします。




その後スケッチしたい場所を探して歩き回り、今回はここに決定。

紅葉が進んでいるわけではないのですが、何となく緑の色も秋の気配を感じさせます。

まずはクロッキー帳でいつも通り何枚かスケッチ。やはりある程度のサイズの用紙に力を入れて勢いよく描かないと対象をつかめない気がします。

最初はとりあえず一気に描いてみます。大きな動きや印象を大づかみで。


次は明暗を意識して描いてみます。



最後は単純化して要素を整理します。

何となくつかめてきたところで、タブレットでスケッチ。

紙に鉛筆で描くスケッチとは違い、タブレット用のペンで描くと少しの力でもくっきりと黒が出る気がします。線の表情は鉛筆よりも豊かかもしれない。
タブレット用のペンは画材や描法の選択肢が多く、水彩風のにじみの表現も想像より大きすぎたりして苦戦したのですが、何とか形にできました。初めての屋外スケッチにしてはうまくできたかもしれません。





自分が描いたスケッチを写真に撮り、その上から着色する方法も試してみました。私が選んだ塗り方もまずかったのかもしれないのですが、なんだか塗り絵っぽくてしっくりこない…。タブレットに直接描いていた時の方が緊張感もあったような気がします。


水彩絵の具やパステルを使ってガシガシと描くスケッチの方が自分の身体に落とし込んで描いている感じがしていいのですが、場所を探し回る段階ではやはり荷物は軽くしたい。場所探しから始める場合はタブレットをお供にして、自分の記憶の強化や要素を確認するために活用するのはとても合理的でいいなと思った次第です。

何はともあれ、取っ掛かりはできました。自分なりのタブレットとの付き合い方ができたらいいなと思います。

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